厳重な現事態が、くずたちの反共和国ビラ散布妄動と、それを黙認した南朝鮮(韓国)当局のために招かれたことは、誰もが知っている事実だ。
ともすれば、南朝鮮当局者の今回の演説は、当然、それに対する謝罪と反省、再発防止に対する確固たる誓いがなければならない。
しかし、本末は姿を消し、責任回避のための言い訳や詐欺をまぜた華やかな美辞麗句で一貫されている。
平和は一夜にして訪れないとか、くねくねと流れても最後に海に向かう川の水のように楽観的な信念を持たなければならない。
遅くても一歩ずつ進まなければならないと言って、特有の語法と話法で『おしゃれな人』の真似をしてみるために、追従する文章表現を整えるのに手間をかなり入れたようだが、今の事態の本質を一体わかっているのか問わざるを得ない。
くずたちが犯した反共和国ビラ散布行為と、これを黙認した南朝鮮当局の処置は抽象的な美化粉飾で、うやむやにできる問題ではない。
南北関係の基礎であり、出発点である相互尊重と信頼を韓国側が決心し、刺激したというところに根本的な問題がある。
これをいかにして「一部」のしわざで、「不便で難しい問題」と罵倒し単に「重い心」でのみ接することができるのか。
重ねて付言するが、われわれの尊厳の代表者である委員長同志を冒涜したことは、我が人民の精神的核に刺激したことであり、それが誰であろうと、これだけは絶対に容認できないというのが、全人民的な思想感情であり、我々の国風である。
数日前に青瓦台(大統領府)が対北ビラ散布は百害無益な行為だと公式に認め、それに対して断固として対応するとしたのも、南側自らどれほど手痛い罪を犯したのかをよくわかっているからだろう。
だが、南朝鮮当局者には何を誤ったのか認めることもなく、爪の垢ほどの反省もなく、対策はさらにない。
私が犯した過ちに対して、責任を負わずに他人に押し付けようとするのは卑劣な連中たちのやることだ。
このような厚かましさと醜さが、南朝鮮を代表する最高授権者の演説に映ったことは、実に驚愕に他ならない。
南北関係を止めてはならないと言いながらも、その出発点になる彼らの過ちを率直に認めることは、必死に避けて望まない荒波に入ることができると自慢しながらも、その解決策であるくずたちの妄動を阻止させる対策一つ出さない底意は明白だ。
決まりきった言葉遊びで罪悪を隠し、目前に迫った危機を免れるということだが、実に浅はかな考えである。
信頼が根底まで崩れ、嫌悪心は極度に達したにもかかわらず、見せかけの言葉だけで北南関係を反転させることができるのだろうか。
(その3に続く)
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