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韓国 きょうのニュース(6月12日)
◇コロナ新規感染者56人 再び50人台に 韓国の中央防疫対策本部は12日、この日午前0時現在の新型コロナウイルスの感染者数は前日午前0時の時点から56人増え、計1万2003人になったと発表した。死者は前日から1人増え、計277人。1日当たりの新規感染者数は、50人を記録した10日から2日で再び50人台に増加した。宗教団体や健康用品の訪問販売会社、卓球場など集団感染の発生が後を絶たず、首都圏を中心に地域社会のあちこちで感染の連鎖が起こっている。◇首都圏の防疫強化措置を無期限延長 政府 政府は、首都圏を中心に広がっている新型コロナウイルスの集団感染に対処するため、首都圏で取っている防疫強化措置を無期限で延期することを決めた。首都圏の学習塾やインターネットカフェにもQRコードを使った利用者名簿の作成を義務付けるなど、防疫管理を一段と強化する。政府の中央災難(災害)安全対策本部が、今月14日が期限となっている首都圏の防疫強化措置を新規感染者数が1桁に減るまで維持すると発表した。先月29日から首都圏で実施されていた博物館や動物園など公共施設約8000カ所の休業・休館、遊興酒店(キャバクラなど)や学習塾、インターネットカフェなど感染リスクの高い施設の営業自粛勧告、首都圏住民の外出自粛要請などの措置が継続される。◇京畿道 南北境界地域を「危険区域」指定へ 京畿道が北朝鮮との軍事境界線に近い地域の一部を「危険区域」に指定し、北朝鮮脱出住民(脱北者)団体などによる北朝鮮へのビラ散布行為を規制することを決めた。同道の李在康(イ・ジェガン)平和副知事は記者会見で、「対北ビラ散布行為は単純な意思表現の次元を超え、軍事的衝突を誘発する危険千万な危機助長行為と判断している」とし、「道民の生命と安全を守るために可能な全ての行政力を動員する」と述べた。◇子どもの所在を全数調査 児童虐待防止へ政府が方針 教育部は、兪銀恵(ユ・ウネ)社会副首相兼同部長官の主宰で第7回社会関係閣僚会議を開き、満3歳と就学年齢の児童について所在と安全を把握するために全数調査を行うほか、過去3年以内に虐待の通報があった子どもの安全を再び点検することを決めた。先ごろ、小学生の男児が義理の母親によって7時間以上かばんに閉じ込められた末に死亡した事件を機に、児童虐待への対応システムを点検し、後続措置を準備する。◇米朝交渉再開なるか 米大統領選控え様子見続く可能性 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)とトランプ米大統領がシンガポールで初の首脳会談を行ってから丸2年を迎え、北朝鮮が「米国の軍事的脅威を管理するための力を育てる」と宣言した一方、米国は「柔軟なアプローチ」を強調し、対照的な対応を見せている。北朝鮮は交渉の余地を完全に排除したわけではないが、核開発を続けるとの姿勢を示しており、米国も今年11月の大統領選を控えて北朝鮮との交渉よりは状況管理に注力するとみられ、両者が交渉のテーブルにつくのは容易ではなさそうだ。◇次期大統領選候補の支持率 李前首相が首位 世論調査会社、韓国ギャラップが発表した次期大統領選挙(2022年)への出馬が予想される政治家の支持率調査結果で、与党「共に民主党」の李洛淵(イ・ナギョン)前首相が28%で1位だった。李氏の支持率は2カ月連続で最高値を記録し、6カ月連続で20%を超えた。ギャラップは最大野党「未来統合党」や保守陣営の求心力となるリーダーの不在を挙げ、野党の政治家は未来統合党の支持層、無党派層、保守層でも1桁台の支持率にとどまったと説明した。