アジア人を卑下したデレ・アリ氏、マンU戦への出場が不透明に…FA懲戒予定

2月に新型コロナウイルス感染症と関連して、アジア人を卑下したデレ・アリ氏(24)は、再開後に初めて行われるマンチェスター・ユナイテッド(以下、マンU)戦への試合出場が不透明になった。

9日(現地時間)、英国のイブニング・スタンダードは「デレ・アリ氏に関する懲戒結果が、10日または11日に発表される予定だ。出場停止の懲戒が下されれば、マンUとの試合に出場できない」と報じた。

デレ・アリ氏は、2月のオフに、アラブ首長国連邦(UAE)への旅行のため訪れたヒースロー空港で、アジア人の男性を卑下する映像を掲載した。

これが問題になると、デレ・アリ氏は「私が行った行動を後悔している。意図的な行動ではなく、傷ついた人々に心から謝罪する」と述べ、映像を削除した。しかし、引き続き批判を受けることになり、結局FAは調査を実施するに至った。

なお、デレ・アリ氏は、自分のSNSに先月25日、米国ミネソタ州ミネアポリスで、白人警察官の過剰鎮圧により死亡した黒人男性の故ジョージ・フロイド氏を哀悼しながら、人種差別に反対するメッセージを残した。しかし、ファンらは、デレ・アリ氏が人種差別に二重の基準を持っているとして、冷たい視線を向けている。