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韓国 きょうのニュース(6月8日)
◇サムスントップの逮捕状審査始まる 今晩にも発付可否決定 韓国のソウル中央地裁は、グループ傘下2社の合併と経営権継承を巡る不正容疑に絡み検察が逮捕状を請求したサムスングループの経営トップ、李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子副会長と同グループ元幹部2人に対する逮捕状発付を認めるかどうかの審査を8日午前、開始した。審査の結果は同日夜遅く、または9日未明に出る見通しだ。◇コロナ新規感染者38人 首都圏に集中 中央防疫対策本部は8日午前0時現在の新型コロナウイルスの感染者数は前日午前0時の時点から38人増え、計1万1814人になったと発表した。死者は前日と変わらず計273人だった。新規感染者38人のうち33人は市中感染で、全員が首都圏で確認された。首都圏で、クラブや物流センター、教会、健康用品の販売業者、卓球場などでの集団感染に関係した感染者が増え続けている中、ソウルの大型テーマパーク「ロッテワールド」を訪れた高校生の感染が新たに判明し、ロッテワールドに関係した感染増加が懸念されている。◇死亡の慰安婦支援施設所長 警察が自殺と推定 6日に自宅で死亡した韓国の市民団体「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯」(正義連)が運営する施設「平和のわが家」の所長について、京畿道の坡州警察署は8日、国立科学捜査研究院の解剖の結果、事件性はないと発表した。警察は所長の自宅から遺書は発見されなかったとして、携帯電話のデータを解析するなどして捜査を進める方針だ。捜査で特異な点がなければ、警察は所長が自殺したと結論付け、近く捜査を終えるとみられる。◇南北連絡事務所 北朝鮮が通話応じる 統一部は8日午後、北朝鮮・開城の南北共同連絡事務所の業務終了の通話に北朝鮮側が応じたと明らかにした。北朝鮮はこの日午前の業務開始の通話に応じなかった。2018年9月の同事務所開所以降、北朝鮮側が通話に応じなかったのは初めて。◇小中高の全学年が登校 新学期延期から99日 全国の小学5・6年生と中学1年生135万人が8日、登校を開始した。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため新学期の登校・登園が延期されてから99日で、小中高校の全学年と幼稚園児が登校・登園を始めたことになる。久々の登校に浮き立った雰囲気の中でも、感染防止のために「社会的な距離」を保って校内に入る姿がみられた。◇「基本所得制」導入巡る論争 与野党問わず最大の話題に 全国民に最低限の生活費を支給する「基本所得制」導入を巡る論争が、新型コロナウイルス以降の政界最大の話題として浮上している。論争の火付け役は最大野党「未来統合党」の金鍾仁(キム・ジョンイン)非常対策委員長だ。金委員長は、物質的自由の最大化が政治の目標だとして基本所得制の導入に向けた政界の議論を提案した。与党でも、次期大統領選候補と目される議員を中心に基本所得に対する論争が起こっている。◇薄い飛沫防止用マスク また完売 「飛沫(ひまつ)防止用マスク」が販売が再開された直後に再び売り切れた。日常生活での飛沫感染を防ぐためのマスクで、手術用マスクのように薄く、一般のマスクに比べ楽に呼吸ができるため人気を集めている。マスクメーカーのウェルキープスは8日午前9時から自社が運営する通販サイトとポータルサイト大手NAVER(ネイバー)の通販サイトで、1枚500ウォン(約45円)でマスクの販売を開始したが、20分で完売した。同社は消費者の反応や市場の需要などを考慮し、オンラインに加えて実店舗での販売を検討している。◇ソウルに猛暑注意報 あす午前発令へ 気象庁は、9日午前11時にソウルに猛暑注意報を発令すると発表した。猛暑注意報は体感温度が33度を上回る日が2日以上続くか、暑さによる大きな被害が予想される場合に発令される。