海洋警察庁の警備艦2隻が16日午後、韓国籍の貨物船ゴールデンローズ号が沈没した中国・大連沖で本格的な捜索作業を始めた。海洋警察庁によると、3000トン級の警備艦「太平洋5号」は同日正午ごろに事故海域に到着し、先に到着した1500トン級警備艦とともに沈没地点を中心に捜索を行った。捜索範囲は、横25キロメートル、縦20キロメートルの500平方キロメートルにわたる。ただ、雷を伴う悪天候により捜索は難航している。
 海洋警察庁は、行方不明となった船員16人が船体から脱出できず内部に閉じ込められている可能性を考え、天候の回復を待って特殊救助要員による海中捜索を検討している。水深50メートル地点に沈んでいる船体内部をくまなく捜索することは事実上困難だが、船上部にある操舵室は水深40メートル地点にあるため、内部での捜索は可能と思われる。

 一方、ヘリコプターを搭載していることを理由に中国側海域への進入を拒否された「太平洋5号」は、ヘリ飛行の前に中国側から許可を得ることを条件に事故海域への進入が認められた。


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