サムスン電子の張炳祚(チャン・ビョンジョ)副社長は16日に記者会見を開き、携帯電話端末を生産する慶尚北道の亀尾事業所は今後も製造の中心地としての役割を維持していくと明らかにした。同社が携帯電話事業の主力生産拠点を国内からベトナムに移すという一部メディアの報道と関連したもの。
 亀尾事業所の工場長を務める張副社長は、亀尾事業所は20年以上にわたり携帯電話を製造してきたノウハウを基に、今後はグローバル製造本部としての役割を果たしていくと述べた。同事業所の生産規模も、昨年の6900万台から今年は最低でも7500万台に拡大するとしている。

 ベトナム工場の建設に対しては、これまでプレミア級携帯電話の生産を主力としてきたが、ノキアやモトローラに追いつくため、さまざまな角度から中・低価格市場への進出を検討していると述べた。競争力を高めるため、ベトナムだけでなくインドやブラジルなど多くの国の中から工場建設候補を検討しているが、時期や規模などはまだ話せる段階ではないとしている。


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