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韓国 きょうのニュース(5月26日)
◇韓国の新型コロナ感染者19人増 2日連続で10人台 韓国の中央防疫対策本部は26日、この日午前0時現在の新型コロナウイルスの感染者数は前日午前0時の時点から19人増え、計1万1225人になったと発表した。増加数は22~24日の3日間は20人台を記録したが、25日から2日連続で10人台となっている。死者は2人増え、計269人となった。◇自宅隔離の違反者に実刑 新型コロナで初の判決 議政府地裁は、新型コロナウイルス対策の自宅隔離措置を守らず無断で居住地を離れたとして、感染症の予防および管理に関する法律(感染症予防法)違反の罪で起訴された20代の男に対し、懲役4カ月(求刑懲役1年)の判決を言い渡した。新型コロナの感染拡大を受けた法改正で罰則が強化されて以降、初の判決となった。韓国では隔離規則の違反者への罰則を1年以下の懲役または1000万ウォン(約90万円)以下の罰金に強化した改正感染症予防法が先月5日に施行された。◇韓米国防相が来月テレビ会談 米軍駐留経費負担など議論へ 韓国の鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)国防部長官と米国のエスパー国防長官が来月、テレビ会議形式の会談を開催する見通しだ。韓国政府の当局者は25日、両国が具体的な開催日程などを調整中だと伝えた。今回の韓米国防相会談は米国から開催要請があったとされ、エスパー氏は在韓米軍駐留経費の韓国側負担の増額を重ねて求めるとみられている。◇バス・タクシー利用時は必ずマスクを 未着用なら乗車拒否も 政府の中央災難(災害)安全対策本部が発表した交通分野の新型コロナウイルス防疫強化策に基づき、韓国で26日から、マスクを着用していない人はバスやタクシーなどの公共交通機関の利用が制限される。未着用者に対する乗車の制限、または拒否が可能になる。運転手など運輸従事者も、乗客がいる場合は必ずマスクを着用しなければならない。◇川崎病類似症状の患者2人確認 どちらも10代以下 中央防疫対策本部は、主に乳幼児がかかる「川崎病」に似た小児発症性多系統炎症症候群が疑われる事例が26日午前0時の時点で2件確認されたと発表した。どちらもソウルの医療機関で報告され、年齢は10歳未満が1人、10代が1人。このうち1件は川崎病の定義には当てはまらないという。防疫当局は、報告された2件について詳細を調べている。◇クラブ関連の集団感染1日で18人増 7次感染も ソウルの繁華街、梨泰院を中心に発生した新型コロナウイルスの集団感染が連日拡大している。1日で18人の感染者が新たに確認され、感染者数は累計255人となった。中央防疫対策本部の権ジュン郁(クォン・ジュンウク)副本部長は定例会見で、クラブ関連の感染者のうち7次感染が1人、6次感染が12人、5次感染が8人確認されたと明らかにした。◇サムスントップが検察出頭 今後の経営活動に支障も サムスングループの経営トップ、李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子副会長がグループ傘下2社の合併とグループ経営権継承などを巡る疑惑に関連して検察に呼び出されたことを受け、サムスン内部は緊張に包まれた。グループ総帥が3年ぶりに検察に出頭したことで、社内に戸惑いが広がっている。先ごろ「ニューサムスン」を宣言した李氏の経営活動にブレーキがかかるとの懸念も出ている。◇支援団体批判の慰安婦被害者 ホテルで休養中 旧日本軍の慰安婦被害者を支援する韓国市民団体「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯」(正義連)の活動と、正義連の前理事長で与党「共に民主党」の尹美香(ユン・ミヒャン)次期国会議員を批判する会見を開いた被害者の李容洙(イ・ヨンス)さんは、会見後に南東部・大邱市内の自宅には戻らず同市内のホテルに滞在して心身の安静を取り戻している。側近らが近くの病院で点滴を受けるよう勧めたが、李さんは固辞したという。2回目の記者会見の後、尹氏からの連絡や接触は全くないことが分かった。◇4月の輸出12.6%減 リーマンショック以降最大幅 韓国銀行(中央銀行)が発表した統計によると、4月の輸出量は前年同月比12.6%減少した。新型コロナウイルスが本格的に流行し始めた2~3月も増加を続けていた輸出量は、3カ月ぶりに下落に転じた。新型コロナウイルスの感染拡大で主要国が封鎖措置を取ったことにより、輸入需要が減少した影響が4月に入って表れたものとみられる。4月の下落幅は2008年のリーマンショックの余波が残っていた09年1月(26.7%減)以降最大幅となった。