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韓国 けさのニュース(5月25日)
◇感染の連鎖遮断へ 家庭・職場で生活防疫徹底を ソウルの繁華街、梨泰院のクラブでの新型コロナウイルス集団感染に端を発した感染者の発生が続くなか、防疫当局は感染の連鎖を断ち切るために孤軍奮闘している。感染拡大を防ぐためには地域社会に潜む感染者を迅速に発見して隔離しなければならないが、新型コロナウイルスは無症状の感染者が多い上に感染速度も速く、防疫当局が感染者を見つけ出す前に新たな患者が発生している。専門家らは、新型コロナウイルスの最大の感染経路である家庭と職場が感染速度を遅らせる一種の「遮断壁」の役割をしなければならないとして、具合が悪ければ3~4日は自宅で過ごす、他人とは腕2本分の距離を取るといった「生活防疫」を徹底して守ることが感染のリスクを下げると口をそろえる。◇慰安婦被害者の共同生活施設 運営法人が「内部告発者追い出し」か 旧日本軍の韓国人慰安婦被害者が共同生活する施設「ナヌムの家」(京畿道広州市)の職員たちが、同施設が巨額の寄付金を被害者のために使っていないなどと告発したことを巡り、同施設を運営する社会福祉法人「大韓仏教曹渓宗ナヌムの家」が内部告発者を業務から外そうとしているとの主張が出るなど内部の対立が深まっている。 法人側の代理人弁護士は報道資料を出し、「内部告発した職員の言葉を傾聴し、協力する」とした上で、後援金の運営など不十分な部分を改善して国民の期待に応えるために注力すると明らかにした。◇米安保担当高官 北朝鮮に「立派な経済望むなら核放棄を」 オブライエン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は24日(米東部時間)、CBSのインタビューで、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)が党の中央軍事委員会を開いて核戦争の抑止力強化策などを協議したことに対し、「北朝鮮が立派な経済を持つことを望むなら核プログラムを放棄しなければならない」と述べた。非核化交渉を行う意志を示すことで、北朝鮮もこれに応じるべきだと促したものとみられる。◇教育相 高3以下の登校「予定通り行う」 兪銀恵(ユ・ウンヘ)社会副首相兼教育部長官は24日、高校3年生の登校が再開されたのに続き、ほかの学年や小中学生の登校も始まることについて、「27日からの登校授業は予定通り行う」とした上で、1週間ずつ交代で登校と遠隔授業を行う隔週制などの新型コロナウイルス予防策を取るとして「新型コロナの市中感染拡大への懸念が強い地域は、登校人数が生徒・児童全体の3分の2を超えないよう強く勧告する」と述べた。