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現代・起亜自 EVのリーディングカンパニー目指し専用モデル拡充
【ソウル聯合ニュース】韓国の現代自動車と子会社の起亜自動車が、電気自動車(EV)市場でリーディングカンパニーとしての地位を確立するための動きを加速させている。現代自動車グループによると、両社は2025年までに環境対応車(エコカー)44車種を取り揃え、うち半分以上の23車種をEV専用モデルとする計画だ。 現代は昨年末に発表した2025戦略で、EVと燃料電池車(FCV)の販売をそれぞれ56万台、11万台に増やすと明らかにした。 起亜は、25年には全ての車級にわたってEV11車種を取り揃え、26年にEV50万台、エコカー100万台の販売を達成するという目標を掲げた。 現代・起亜はすでに、EV販売台数で世界4位の水準にある。 EV専門メディアの「EVセールズ」によると、20年1~3月期の現代・起亜のEV販売は2万4116台で、テスラ(8万8400台)、ルノー・日産自動車連合(3万9355台)、フォルクスワーゲングループ(3万3846台)に次いで多かった。小型のスポーツタイプ多目的車(SUV)「コナ」や「ニロ」などEV9車種で達成した成果だ。 現代・起亜は来年1月以降、EV専用プラットフォーム(車台)「E―GMP」で生産したEVを発売し、この市場に本格的に参入する計画だ。 現代のEVモデルはこれまで、従来の内燃機関車モデルから内燃機関を取り除き、その空間に電気モーターを設置して製造していたが、EVの完成度を高めるため専用プラットフォームを開発した。専用プラットフォームで生産するEV向け電池の1次サプライヤーには、昨年末にSKイノベーションが選定されている。 現代・起亜はEVの性能向上とインフラ整備に向け、外部とも協力している。現代自動車グループ実質トップの鄭義宣(チョン・ウィソン)総括首席副会長が13日、サムスングループ経営トップの李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子副会長と共にサムスンSDIの天安事業所(中部・忠清南道)を訪れ、次世代EV向け電池である全固体電池の開発の現況や方向性について意見を交わしたことも、その一環とみられる。