韓国軍合同参謀本部=(聯合ニュースTV)
韓国軍合同参謀本部=(聯合ニュースTV)
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮軍が今月3日朝、南北軍事境界線に近い韓国北東部・江原道の非武装地帯(DMZ)にある韓国軍の監視所を銃撃した事件で、韓国軍合同参謀本部は13日、軍が当時、北朝鮮軍の同一監視所の2カ所に照準射撃を行っていたことを明らかにした。  K6機関銃の遠隔射撃システムでの対応射撃を試みたが、故障していたため手動に切り替え、K3機関銃、K6機関銃で計30発の照準射撃を行ったという。最初の照準射撃は、監視所が銃撃を受け、弾痕を発見してから22分後だった。合同参謀本部は「北の軍が韓国の監視所を撃ったため、われわれも照準射撃で対応した」と説明している。 軍は、銃撃事件は北朝鮮軍による偶発的なものだったとする立場に変化はないと強調している。合同参謀本部の関係者は「軍が2度も対応射撃を行ったが北の反応はなく、北の軍は日常的な営農活動をしていた。特に、北の監視所勤務者たちは当時、鉄帽をかぶっていなかった」と説明した。 国防部はただ、今回の銃撃が、敵対行為の全面中止を定めた2018年9月の南北首脳会談での軍事合意に反すると指摘。3日に北朝鮮側に抗議し、謝罪と再発防止を求めたが、北朝鮮は反応を示していない。
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