エレベーターのドアがはずれる事故が頻発していることから、安全基準が強化される。産業資源部の技術標準院が13日、事故予防に向けた検査基準の改正を決め、改正案を立法予告したと明らかにした。現行の検査基準では、エレベーターのドアについて「堅固に設置しなければならない」とあいまいな表現となっているが、改正案では実際の衝突試験結果などを考慮し、中学生2人がぶつかったときの衝撃(450ジュール)に耐えられるよう具体的な数値を明記した。
 これに先立ち、技術標準院は1月から、インラインスケート着用者や自転車など、さまざまな状況別に試験を行い、安全強度基準を算出した。実験結果では、もたれる程度ではドアははずれないが、電動スクーターでぶつかったり、足で蹴るなどの衝撃を与えるとドアがはずれることが確認された。改正された検査基準は1年の周知期間を置いた上で、新たに設置されるエレベーターから適用される。すでに設置されているエレベーターについては、墜落防止に向けた補助装置などを設置することを勧告し、老朽化したエレベーターは一斉点検などを通じて特別管理するとしている。


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