鍾路区では今月から、自転車保管所を設置したビルに対し、交通誘発負担金を軽減する制度を実施している。交通誘発負担金は、大規模な交通需要を誘発するショッピングセンターやオフィスビルに課している負担金で、都心部の大手企業本社ビルの場合、年間1億ウォン程度を納めている。自転車保管所を設置した場合には設置規模により負担金を2%から5%の範囲で軽減する。区関係者は「この措置で自転車利用の活性化につながり、都心の交通量減少にも寄与する」と話している。鍾路区はまた、古宮周辺の散策路に自転車道路を設置す、観光コースとして活用することも検討している。
松坡区では区内の公園に自転車安全運転体験学習場を設置し、今月から自転車免許試験を実施している。小学校3~6年生の児童と父兄を対象に、1時間にわたり自転車の安全教育と筆記試験を行う。試験で70点以上を獲得すると実技試験に進み、これに合格すると「安全運転免許証」がもらえるというもの。区関係者は「子どもだけでなく父兄にも徹底した安全教育を行い、安全な自転車利用を習慣化させるのが狙い」と説明している。このほか冠岳区も先月末から自転車運転免許試験を実施している。
一方、ソウル市も自転車利用活性化を積極的に進めるため、多様なインセンティブ制度を設け、これらの制度の根拠となる「自転車利用活性化に関する条例」を下半期から施行する方針だ。市は環境にやさしい移動手段の自転車の利用を促進するため、各区で実施する自転車政策を積極的に支援する考えだ。
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