ソウル中央地方裁判所イ・グァンマン令状担当部長判事は11日「金会長などが令状に書かれた犯罪の疑いが概して明らかになった」とし「金会長などが共犯や証人に影響力を行使して証拠を隠滅しようと試み、今後ともその心配がある」と逮捕状発行事由を明らかにした。
イ部長判事は「令状実質審査過程に現われた一部変更された事情だけでこのような証拠隠滅の懸念が解消されたとするのは難しい」と付け加えた。
金会長は令状発行直後対国民謝罪文を発表した。彼は「予想できず、事が大きくなって雪だるまのように増えた世論の叱咤の前に勇気を出せなかった。この2か月間、率直になれなかたった自分があまりにもつらく、恥ずかしい」と述べた。続いて「法の審判を謙虚に受け入れる」とし「国家経済のために献身してきた多くの企業が今回のことで委縮しないよう国民に理解してもらいたい」と付け加えた。
裁判所は11日午前10時30分から3時間、非公開で金会長に対する令状実質審査をした。金会長は実質審査が終わった後、取材陣に「私の不徳のいたすところだ」とし「私のように愚かな父が二度と現れないでほしい」と言った。
金会長は令状審査で▽警護員とともに清潭洞(チョンダムドン)Gカラオケ-清渓山-Sクラブに直接行った▽従業員に暴行をはたらいた疑い--を認めた。これまで金会長は「清渓山に行ったことはなく、直接暴行をはたらいた事実もない」と主張してきた。しかし、鉄パイプ使用と組職暴力団動員疑惑に対しては否認した。
事件当日、金会長に随行したチン某ハンファグループ警護課長(41)もこの日、同じ疑いで拘束された。
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