バスから身を乗り出すようにして手を振る韓国側家族=11日、金剛山(聯合)
バスから身を乗り出すようにして手を振る韓国側家族=11日、金剛山(聯合)
金剛山で行われた第15回南北離散家族面会行事の第1陣として参加した家族が、11日午前、涙で別れを告げ3日間の面会日程を終えた。
 韓国軍捕虜や拉致被害者の家族などを含む韓国側の99組は、北朝鮮に住む家族と手を取り合い、いつ実現するとも分からない「再会の日」を約束した後、名残惜しさをこらえ帰途についた。

 北朝鮮に拉致された息子と39年ぶりに再会した母親は、「息子が自分に会いたくなるたびにたばこを吸っていたというので、しかった。また会える日まで、酒とたばこをやめて健康でいてくれと言った」と話した。息子は母親と別れる間際、「100歳まで生きてください。統一後にまた会いましょう」と声をかけ、母親らが乗ったバスを見送った。

 韓国側家族は面会終了時間が近づくと、北朝鮮の家族と住所を交換し、再開を誓って1時間の短い最終面会を終えた。11日午後からは第2陣として、北朝鮮側の申請に応じた韓国側の家族が金剛山に向かう。


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