ショートトラック世界選手権　中止が正式決定

【ソウル聯合ニュース】３月にソウルで開催される予定だったが延期となっていたスピードスケート・ショートトラックの世界選手権の中止が正式決定した。　国際スケート連盟（ＩＳＵ）は１７日（日本時間）、オンラインでの理事会の結果、「新型コロナウイルスの拡大の推移を見れば、大会を次期シーズン前に開催することは現実的に難しいと判断した」と説明。ショートトラックとフィギュア、シンクロナイズドスケーティングの世界選手権の中止を決めたと発表した。　ＩＳＵはショートトラックの世界選手権の開幕を約１０日後に控えた３月２日、大会を１０月以降に延期する方針を決めていた。１９７６年に始まった同選手権が中止になるのは初めて。　フィギュアの世界選手権は３月１６～２２日にカナダで、シンクロナイズドスケーティングの世界選手権は４月３～５日に米国で開かれる予定だった。　　１８９６年に初開催されたフィギュアの世界選手権は第１次世界大戦の影響（１９１５～２１年）と第２次世界大戦の影響（１９４０～４６年）、出場選手が搭乗した航空機の事故（１９６１年）などで中止になったことはあるが、感染症の影響で中止になるのは初めて。