韓国　けさのニュース（４月３日）

◇病院での集団感染　専門家「早期発見・衛生管理徹底を」　韓国で医療機関での新型コロナウイルス集団感染が相次いで発生し、医療界や防疫当局の緊張が高まっている。医療機関の多くは発熱やせきなどの症状がある患者を分けて診療する「選別診療」を行っているが、感染者を１００%発見することはできない状況だ。専門家らは選別診療のみに依存するより、医療従事者や患者に症状が出ていないか注意を払い、感染者を早期に見つけ出さなければならないと助言する。また、マスクの着用や手洗いなどを徹底し、感染者が発生した際の被害を最小化しなければならないと強調する。◇世界の新型コロナ感染者１００万人突破　死者５万人超　新型コロナウイルスの感染者が世界で１００万人を突破した。米ジョンズ・ホプキンス大は、２日午後５時（米東部時間）現在の世界の新型コロナウイルス感染者数を１００万７９７７人と集計した。死者は５万２７１１人だった。患者数は先月２６日に５０万人を超えてから１週間で２倍に増え、急激な増加を示した。◇最高気温１４～２１度　夜には黄砂の影響　３日は全国的に晴れて暖かいが、寒暖の差が大きくなりそうだ。昼間には西から暖かい空気が流れ込み、日差しの影響を受けて気温が１４～２１度まで上がる。首都圏は粒子状物質（ＰＭ）の濃度が午前中に一時「悪い」（高い）まで上昇する見通しだ。強風を伴う低気圧が中国北東地方を通過し、黄砂が発生する可能性がある。黄砂は夜に韓国に影響を及ぼすと予想される。◇米次官補「駐留費交渉終わっていない」　公平な合意強調　２０２０年以降の在韓米軍駐留経費の韓国側負担を決める韓米交渉に関連し、クーパー米国務次官補は２日（現地時間）、交渉は決して終わっていないとして公平な合意の必要性を強調した。韓米両国の交渉が暫定的に妥結したとの一部の観測を否定し、「公平さと相互利益」を名分に韓国に追加負担の圧力をかけたものと受け止められる。また、交渉が両国の代表団だけでなく閣僚レベルや韓国青瓦台（大統領府）とホワイトハウスの間でも行われることを示唆した。