畜産研究所は、1999年に優良韓牛の細胞からクローン技術で受精卵を作り、これを雌牛の子宮に着床させる方法で体細胞クローン韓牛を生産させた。現在までに15頭のクローン牛が誕生し、このうち12頭の雌牛がクローン第2世代となる子牛を出産した。今回産まれたのはこの第2世代が出産した第3世代で、第2世代の雄牛の精子を人工授精させて産まれた雌牛1頭と、一般の雄牛の精子を授精させて産まれた雄牛1頭となる。
これまでクローン第2世代の牛の繁殖能力に対する国内検証はなく、今回第2世代同士の交配で生まれた第3世代の子牛は、動物クローンに関する発生工学分野研究の新たな成果として記録されることになる。
畜産研究所応用生命工学科のキム・ドンフン博士は、クローン第2世代の牛の数が少なく、一般牛との繁殖能力比較は難しいものの、今回の成果で国内クローン家畜の繁殖能力向上の糸口がつかめたと評価している。クローン家畜の繁殖能力が高まれば、優良韓牛の普及など畜産業の未来付加価値はさらに高まると期待感を示した。
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