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北朝鮮との保健協力 「朝鮮半島情勢など考慮して判断」=韓国政府
【ソウル聯合ニュース】韓国統一部のチョ・ヘシル副報道官は6日の定例会見で、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)が文在寅(ムン・ジェイン)大統領に親書を送ってきたことを受け、新型コロナウイルスを巡る南北間の保健分野協力に取り組む可能性を問われ、「(韓国国内の感染)状況や朝鮮半島情勢など、諸般の条件を総合的に考慮して判断する」と答えた。 韓国青瓦台(大統領府)の5日の発表によると、金委員長は4日に文大統領に送った親書で、新型コロナウイルスの感染拡大に関し「(韓国が)必ず乗り越えられると信じている」と言及したという。 金委員長の妹の金与正(キム・ヨジョン)党中央委員会第1副部長が青瓦台を激しく非難する内容の談話を発表した直後、金委員長がこうした親書を送ってきた意図について、チョ氏は「首脳間の親書の意図に言及するのは適切ではない。金委員長の親書は新型コロナウイルスの広がりに苦しんでいる韓国国民を慰労するもので、二つを結び付ける必要はない」と述べた。 チョ氏はあわせて、「互いを尊重する姿勢で、非核化交渉の速やかな開始と(朝鮮半島の)平和プロセス推進に努めるという政府の立場に変わりはない」と強調した。