ナイジェリア大使(中央)と対策を話し合う沈允肇次官補=3日、ソウル(聯合)
ナイジェリア大使(中央)と対策を話し合う沈允肇次官補=3日、ソウル(聯合)
ナイジェリア・アファム発電所建設現場で韓国人3人を含む12人が武装グループにより拉致された事件で、被害にあった大宇建設の常務、専門委員、部長の3人はいずれも負傷もしておらず安全だと確認された。大宇建設海外事業部が3日に明らかにした。3人とともにフィリピン人労働者8人、現地人運転者1人も拉致されたが、この現地人が釈放され、全員の安全を伝えた。武装グループの身元はまだ把握されていないが多数おり、爆発物や銃器を所持しているという。

 大宇建設は事件が発生した建設現場から一時撤収することを決定し、現場に残っていた大宇建設従業員135人とフィリピン人労働者60人を安全な地域に退避させた。

 一方政府は、駐ナイジェリア大使を班長とする対策班を現地に設置し、武装グループの身元把握に努めている。ソウルでは外交通商部の金浩栄(キム・ホヨン)第2次官を本部長とする国外テロ対策本部が対策に当たっている。また、外交通商部の宋旻淳(ソン・ミンスン)長官名義でナイジェリア政府に事件解決に協力を求める書簡を発送したほか、現地に駐コートジボアール大使を本部長とする現場指揮本部を設置した。沈允肇(シム・ユンジョ)次官補も駐韓ナイジェリア大使を外交通商部に呼び、拉致された韓国人らの無事の釈放に向けた協力を求めている。

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