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韓国 きょうのニュース(2月13日)
◇新型肺炎じきに終息 政府と産業界で経済回復を=文大統領 韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は13日、猛威を振るう新型コロナウイルスについて「防疫当局が緊張を緩めず最善を尽くしているため、遠からず終息するだろう」と述べ、経済界に対し「今こそ政府と経済界が心を一つに経済回復の流れをよみがえらせる努力を傾ける時」と呼びかけた。文大統領は新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大が韓国経済に及ぼす悪影響を最小限に抑えたい考え。前日にソウル市内の観光名所、南大門市場を訪れたのに続き、この日はソウル市内の大韓商工会議所でサムスン電子や現代自動車など大企業6社と主要経済5団体のトップと懇談した。◇サムスントップ 常習的にプロポフォールの投与受ける? サムスングループの経営トップ、李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子副会長が麻酔薬プロポフォールの投与を常習的に受けていたとする情報提供(公益申告)が政府組織の国民権益委員会にあり、検察が捜査に着手したことが確認された。全身麻酔に使われるプロポフォールは中毒性が強く、韓国で麻薬類に指定されている向精神薬だ。サムスン側は、情報提供で言及されたクリニックで李氏が治療を受けたことは認める一方、「違法投薬疑惑は事実無根」だとし、虚偽報道に対して法的対応を検討する構えを見せている。◇最大野党 保守系2党との合併議決 保守系の最大野党「自由韓国党」は国会で全国委員会を開き、野党第3党「新しい保守党」と少数党「未来に向けた前進4.0」との合併を議決した。4月の国会議員総選挙に向け、保守系政党の再編が本格化している。新しい保守党は野党第2党「正しい未来党」を離党した劉承ミン(ユ・スンミン)氏ら8人の現役議員が1月に結成した野党第3党だ。劉氏は今月9日、自由韓国党との「新設合併」を提案。自由韓国党の黄教安(ファン・ギョアン)代表が受け入れる方針を示していた。◇マスク買い占めで業者摘発 韓国の1日生産量の4割 食品医薬品安全処の危害事犯中央調査団は、新型肺炎の拡大で品薄状態となっているマスクの買い占め行為を行った業者を摘発したと発表した。調査の結果、この業者は今年1月1日から2月10日までにマスクを集中的に仕入れ、韓国の1日の最大生産量(1000万枚)の41%に当たる411万枚、73億ウォン(約6億7800万円)相当を保管していた。◇寮に入れない中国人留学生を地域施設に収容へ 教育部が方針 教育部の兪銀恵(ユ・ウンヘ)社会副首相兼教育部長官は各地方自治体のトップとテレビ会議を開き、新型肺炎の拡大防止に向けた中国人留学生の支援・管理対策を議論した。教育部は各大学の寮に中国人留学生を最大限収容し、入れない留学生は地域の施設に入所させる方針だ。◇ネット世論操作 与党元党員の実刑確定 大法院(最高裁)は文在寅(ムン・ジェイン)大統領の腹心とされる金慶洙(キム・ギョンス)慶尚南道知事とともにインターネット上で世論操作をした罪などに問われた与党「共に民主党」元党員のキム・ドンウォン被告に対し、世論操作と贈賄などの罪で懲役3年、政治資金法違反の罪で懲役6カ月、執行猶予1年とした二審判決を支持し、刑が確定した。今回の判決が、一審で懲役2年の実刑判決を受けた金慶洙知事の控訴審に影響を及ぼすか注目される。