市場調査会社の米アイサプライが2日に明らかにしたところによると、ハイニックスは第1四半期にDRAM部門で21億5000万ドルの売上高を記録した。昨年第4四半期に比べ4.1%、前年同期比では126%増となる。市場トップのサムスン電子の売上高は25億2400万ドルで、前年同期より40%増えたが、前四半期に比べると15.9%減少した。ハイニックスはDRAM世界市場での売上シェアを、前四半期の19.2%から今年第1四半期は22.2%へと3.0ポイント上げた。これに対しサムスン電子のシェアは28.0%から26.1%に1.9ポイント下がり、両社の差が大きく縮まった。第1四半期の世界全体のDRAM売上高は96億7000万ドルで前四半期に比べ9.9%減少しているが、上位10社のうち売上が増加したのはハイニックスだけだ。
また、出荷量(512メガビット換算基準)をみると、ハイニックスは4億7000万個でシェア22.7%、サムスン電子は4億6100万個で22.3%と、ハイニックスが出荷量で初めて世界トップに立った。ハイニックスが前四半期比45%、前年同期比158%と拡大した一方で、サムスン電子は前四半期比7%、前年同期比77%増にとどまった。
アイサプライは、ハイニックスの80ナノプロセス技術を採用した製品生産が予想以上に多かったのに対し、サムスン電子は生産能力の拡大が限られ売上高が減ったと分析した。
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