警察はこの日、自宅正門と進入路に設置された防犯カメラと、金会長が所有する乗用車2台に設置された衛星利用測位システム(GPS)などを調査した。南大門警察署科学捜査チームによると、防犯カメラとGPSはその場で確認し押収はしなかったが、自宅から発見された植物の種や木の枝、ジャンバー、登山靴、スニーカーなどを押収した。また乗用車のタイヤに付着した泥を採取し、金会長が暴行現場とされる清渓山に行ったのかどうか精密検査を行っている。
被害者は金会長が清渓山と北倉洞で直接暴力を行使したと主張しているのに対し、金会長は現場には行っておらず、直接暴力を振るった事実もないと否認している。このため警察は事件当日の金会長の足取りをつかむための物証を確保するのに力を入れた。
捜索は2時間30分ほどで終わり、捜査チームは段ボール箱1箱分の押収物を持ち出したが、警察関係者は「事前に家宅捜索の事実が知られたためか、当初の期待ほど資料は確保できなかった」と話している。
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