「法の日」となる4月25日、鄭相明(チョン・サンミョン)検察総長はソウル大学で行った招待講演で「死刑制度が果たして正しい制度なのかどうか、深く悩んできた」と打ち明けた。

鄭総長は1977年に司法研究院を卒業し、光州地方検察庁の検事として赴任していた時期を振り返り、自身の手で6人の死刑を執行してきたと述べ、人間の尊厳と価値に対し思い悩んできたと話した。

また、検事は法の名の下に生命を奪うことができるという非常に大きな権限を持つので、バランス感覚を備え、公明正大であるべきだと述べた。法の執行に最も重要なのはバランスだと強調し、バランスを失えば法は殺人道具になり得るとしている。被疑者の権利があれば被害者の権利もあると述べ、検事は被疑者にも被害者にも肩入れすべきではないと主張した。

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