LG電子は25日、中国向け第3.5世代携帯電話(3.5G)HSDPA(高速パケット通信)技術を世界に先駆け開発したと明らかにした。情報通信部の国策課題となる「HSDPA TDD」(TD-SCDMA HSDPA)用端末機と基地局技術テストを20日に行い、これに成功したという。HSDPA TDDは、中国政府が主導する第3世代携帯電話技術のTD-SCDMAから進化したもので、データダウンロード速度は約5倍に向上し、無線インターネットにも対応している。
 現在世界の端末機メーカーの大半が、TD-SCDMA技術を用いたテレビ通話を含め毎秒384キロビットクラスのサービステストにだけ成功している。これに対しLG電子が今回テストしたHSDPA TDDはテレビ通話だけでなく、世界で初めて毎秒2メガビットのマルチメディアサービスに対応している。

 LG電子は現在、中国型第3.5世代携帯電話技術と関連の基本技術を韓国と中国、米国で特許出願しており、早ければ来年初めにも商用化が可能との見通しを示している。


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