韓国大統領府は発言を控え、北朝鮮の今後の出方を注視している(提供:news1)
韓国大統領府は発言を控え、北朝鮮の今後の出方を注視している(提供:news1)
金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮国務委員長主宰の朝鮮労働党中央軍事委員会の拡大会議が開かれ“自衛的国防力の発展”を討議したと北朝鮮が明かしたことについて、韓国青瓦台(韓国大統領府)は何の言及もないままである。

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青瓦台関係者は今日(22日)、この日の北朝鮮の労働新聞を通して伝えられた今回の拡大会議について「特別に言及することはない」と発言を控えた。

この関係者は「北朝鮮を含め外交相手がいる中で、ある事が決定し実行される前までは、論評や展望を述べないほうがいいのでは」とし、“状況をもう少し見守る”という旨を伝えた。

この日の労働新聞は、金委員長主宰の拡大会議が行なわれたことを伝え「自衛的国防力を持続・加速的に発展させるための核心的な問題が討議された」と明かした。北朝鮮は具体的にどんな方案が議論されたかについては言及していないが、対北朝鮮の専門家たちの間では“自主国防を掲げた核武装”が話し合われた可能性があるという見方が出ている。

また、北朝鮮側が詳細な内容を明かしてはいないが、北朝鮮は今回の会議を通して軍組織改編を断行したことを伝えた。今回の会議の主題から見ると、軍の改編および人事の基調が米韓強硬派のほうに整理された可能性もまた排除できない。

北朝鮮は先日、米朝非核化協議の進展がなければ今月25日頃に武力挑発することをほのめかすなど、朝鮮半島における緊張度が高まっている中、青瓦台は今回の会議を含めた北朝鮮側のこれからの動きに鋭く注視している様子である。
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