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統一部によると、米朝はトランプ米大統領が「炎と怒り」という言葉も用いた2017年のような極端な対立局面は避けつつ、米国の北朝鮮政策の変化に応じて対話の糸口を探る状況が続くと予想される。また、国際社会による厳しい北朝鮮制裁を乗り切るために、北朝鮮が中国やロシアとの経済協力を強化することも考え得るという。
南北関係についても、今年2月末の米朝首脳会談が成果なく終わって以降の行き詰まった状態が続くだろうとした。韓国政府独自の役割はないという北朝鮮の判断がこの先大きく変わらないとみられるためだ。また、北朝鮮は韓米合同軍事演習や最新兵器導入の取りやめを求めるなど安全保障問題を大きく取り上げたり、来年4月に総選挙を控える韓国の内政に干渉したりする可能性もある。
統一部は今年の北朝鮮情勢を「自衛力と国防力の強化」「自力更生」「金正恩委員長の権力強化」「先米後南(米国との対話を優先し、韓国は後に回す)路線」などと要約した。
北朝鮮の今年の貿易額は22億4500万ドル(約2460億円)で前年比15.5%増加したとみられる。だが、貿易収支は赤字で、その額は18億9600万ドルと16.8%拡大した。
穀物の生産量は464万トンで、ここ3年の平均(469万トン)を下回った。慢性的な食糧不足が続いているようだ。
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