11月27日、逮捕状発付に関する審査のため、ソウル東部地裁に入る柳氏=(聯合ニュース)
11月27日、逮捕状発付に関する審査のため、ソウル東部地裁に入る柳氏=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国のソウル東部地検は4日、柳在洙(ユ・ジェス)元釜山市経済副市長への監察打ち切り疑惑と関連し、青瓦台(大統領府)秘書室の家宅捜索に着手した。柳氏は11月末、収賄容疑などで逮捕されている。 2017年に青瓦台・民情首席室の特別監察班が文在寅(ムン・ジェイン)大統領の盟友である故・盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領の随行秘書などを務めた柳氏の不正情報を入手して監察を行ったが、上層部の指示で監察が打ち切りとなったとの疑惑が持ち上がっている。当時はチョ国(チョ・グク)前法務部長官が民情首席秘書官を務めていた。 地検は「軍事上の秘密が求められる大統領秘書室の家宅捜索はその責任者の承諾が必要だ」として、「対象機関の特殊性から、家宅捜索の方法は対象機関の協力を受け、任意提出を受ける形で必要な資料を確保する」と説明した。 地検は17年当時、柳氏への監察がどの程度まで進められていたかなどを確認する方針だ。柳氏への監察が原因不明の理由で打ち切りになったとみて、監察をもみ消した人物の特定に力を入れている。 また、チョ氏や与党「共に民主党」のシンクタンクである民主研究院の白元宇(ペク・ウォンウ)副院長(当時は民情秘書官)らが会議を行い、柳氏の監察の打ち切りを決めたとの疑惑についても調べている。
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