14日に行われた開幕公演の模様=(聯合)
14日に行われた開幕公演の模様=(聯合)
北朝鮮の金日成(キム・イルソン)主席生誕95年を記念して始まった芸術公演の「アリラン」が、2005年の公演当時に韓国人観覧客の間で物議を呼んだ軍人による銃剣術と、北朝鮮国旗のカードセクションがなくなるなど、政治色が薄れていることが分かった。核と関連した場面もなくなっており、その背景が注目される。
 北朝鮮を訪問し14日に開幕公演を観覧した韓国の経済協力関係者が聯合ニュースに対し明らかにしたもの。軍人の銃剣術に代わりテコンドーの模範演技が行われたが、女性軍人が集団で踊る場面に変更はなかった。2005年の公演当時は、韓国からの観覧客がいる中で銃剣術や落下傘降下などが披露され、カードセクションによるスローガン表示が行われたことから、韓国人の間では「極めて好戦的」と議論の的となっていた。

 今回の公演では金主席の愛唱曲として知られる「他郷暮らし」や、金主席を称える歌などが登場し、金主席生誕95年を記念する公演であることを印象付けた。

 また、核と関連した場面も登場しておらず、北朝鮮が一定条件が満たされれば核を放棄するとのメッセージを示しているのではないかと憶測を呼んでいる。


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