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首相含む内閣改造の可能性浮上 早ければ来月10日発表か=韓国
【ソウル聯合ニュース】任期5年を折り返した韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が来月ごろ、首相交代を含む内閣改造を行う可能性が浮上しているようだ。 複数の与党関係者によると、青瓦台(大統領府)は複数の次期首相候補者に対する検証作業に着手した。 最も有力な候補は与党「共に民主党」の金振杓(キム・ジンピョ)国会議員。そのほか、陳永(チン・ヨン)行政安全部長官、共に民主党の元恵栄(ウォン・ヘヨン)国会議員も候補に挙がっている。 青瓦台はただ、李洛淵(イ・ナクヨン)首相が交代されるかどうかはまだ決まっていないと説明する。青瓦台高官は「党から要請があり、本人が同意する場合に限り交代するというのが原則。李首相に対してはそのような要請や本人の同意がまだ行われていない」と話している。 こうした状況にもかかわらず、青瓦台が後任候補の検証に乗り出したのは交代の可能性が高いためではないかとの見方がある。 空席となっている法務部長官の指名や、来年4月の総選挙への出馬を目指す長官の交代も行われるとみられる。 共に民主党は総選挙への出馬を検討している長・次官を対象に意思確認を行い、同意する長・次官のリストを青瓦台に提出する予定。 現職の長官が総選挙に出馬するためには来年1月15日までには辞任しなければならない。後任の発表から任命までは1カ月ほどかかるため、少なくとも12月半ばまでには内閣改造の発表が行われなければならない。 与党関係者は「長官と異なり首相の場合、国会可決の手続きも必要。野党が多数を占める国会で任命同意案を可決しなければならない。首相交代が含まれれば、時間がさらにかかるだろう」と説明。「与党内では来月10日を前後し、内閣改造の発表が行われるとみている」と述べた。