2年間にわたり長生浦洞を研究してきた宮崎公立大学人文学部の李善愛(イ・ソンエ)教授が20日、第13回蔚山鯨祭りを記念して開かれた学術シンポジウムで論文を発表した。
李教授は「1986年の捕鯨禁止措置後の長生浦洞を調査した結果、長生浦洞は鯨肉食文化の継承や鯨祭りの開催、鯨博物館設立などを通じ、新しい鯨文化の中心地として生まれ変わった」と述べた。鯨肉食文化は長生浦洞を中心に慶尚道に定着し、元来は大衆の食べ物だった鯨肉が今では中年層以上が好む高級食材になっていると指摘した。その上で、捕鯨に反対する環境論者らは、こうした鯨肉食文化を野蛮行為だと一方的に批判せず、特定地域の文化として受け止め理解すべきだと主張している。
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