南北経済協力推進委員会は会議3日目となる20日、双方が共同報道文の草案を交換し本格的な交渉に入った。韓国と北朝鮮は同日午前、会場の北朝鮮・平壌のホテルで、統一部の金仲台(キム・ジュンテ)南北経済協力本部長や北朝鮮・民族経済協力委員会のパン・ガンス局長らが委員接触を行い、草案を交換した。草案は双方が希望する会談結果を盛り込んだもので、慣例に従い対北朝鮮食糧借款についても明示されたとみられる。
 1時間半に及ぶ委員接触の直後、金本部長は「今日はかなり真剣に議論した」と述べ、初接触で完全な合意に至るのは難しい部分があるため、再度接触し昼中にすべてを妥結させたい考えを示した。コメ借款問題と関連しては、基本的に議論すべき部分はすべて話し合ったと答え、コメ借款に対する各自の姿勢を確認したことを明らかにした。北朝鮮側のパン局長は、協議を続けるためじきに結果が出るだろうと話している。

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 これに先立ち、それぞれの代表団の委員長を務める財政経済部の陳棟洙(チン・ドンス)第2次官と民族経済協力委員会の朱東賛(チュ・ドンチャン)副委員長が午前に30分間接触し、会談の運営案を話し合った。前日の全体会議で、6カ国協議合意履行を求めた韓国の基調発言に北朝鮮が反発し一方的に退場したことに対し、陳次官は遺憾の意を示し、こうしたことが再度起こらないよう朱副委員長に求めたという。

 双方は同日午後、平壌の金策工業総合大学の電子図書館を視察した後、状況に応じて委員長・委員接触を並行して行い、意見の溝を埋めていく。20日の協議を経て、21日午後に終結会議を行う。


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