航空宇宙企業の米ロッキード・マーチンが、韓国空軍が2010~2012年をめどに進めている次期戦闘機20機の導入事業に参加しない方針を内部的に固めた。同社関係者が明らかにした。防衛事業庁の次期戦闘機事業参加提案書の受付期限は18日までだが、ロッキード・マーチンは現在のところ提案書を提出していない。
 次期戦闘機事業には米ボーイングが「F-15K」、イタリア・ドイツ・イギリス・スペインの合弁会社ユーロファイターが「ユーロファイタータイフーン」を、それぞれ候補機として提案する見通しだ。F-15Kは最高速度マッハ2.3、戦闘行動半径1800キロメートルで、どんな天候下でも朝鮮半島地域での作戦が可能な最新鋭戦闘機。一方のユーロファイタータイフーンは最大速度マッハ2.0、戦闘行動半径1389キロメートルで、短・中距離ミサイル10機を搭載することができる。

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 防衛事業庁は提案書の受付締め切り後、国防科学研究所や空軍、合同参謀本部関係者などで評価チームを構成し、試験評価や価格交渉を経て、2008年2月をめどに機種を最終決定する。導入には総額2兆3000億ウォンが投じられる。


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