韓米FTAによる法改正は約20件、金宗フン代表

韓米自由貿易協定（FTA）交渉の金宗フン（キム・ジョンフン）首席代表は11日、「韓米FTAによる法改正は20件程度になる」との推定を示した。聯合ニュースのインタビューに対し、農業分野など4分野は完全に集計が終わっていないとした上でこのように述べ、告示や施行令の改定まで含めても改定件数は40件程度だと説明した。これは韓米FTA阻止汎国民運動本部などの市民団体が推定した169件や、外交通商部が当初見積もっていた約30件に比べ少ない。
　また韓悳洙（ハン・ドクス）首相が、早ければ来週にも国会の韓米FTA特別委員会に協定原文を公開すると発言したことと関連し、「米国と合意していない状態なので保安上の問題が心配だ」と述べた。法律の検討過程などを明らかにしている協定原文と、後で確定した協定文書に違いが生じる場合、議論が起こり得る点に関しても懸念を示している。協定の文言の調整や法律検討などの過程で一部変わる可能性があるほか、1万品目余りの譲許関税率については打ち間違いなどの確認も必要だと述べた。

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　金代表は、協定文書は米国と合意の上で公開できるものだが、内容を要約して伝えることは可能だとしている。4日にも公開した約80ページの分野別交渉結果に続き、国民が理解できるよう争点別に整理した、この3倍の分量の資料も来週中の配布をめざし作業を進めているとした。


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