ソウル市消防防災本部が10日に明らかにしたところによると、ソウル市内で起きたエレベーター事故による死傷者数は2002年から2006年までの5年間で56.8%増加した。同期間、エレベーター事故による出動回数は137.2%増えた。
 エレベーター事故での救助者数は、2002年が2148人、2003年が2350人、2004年が2800人、2005年が3006人、2006年が3369人と、年々増加している。このうち一部は大きなけがもなく無事に救助されているが、ほとんどは負傷しており、死亡したケースもある。同期間の出動件数も、1195件、2312件、2635件、2636件、2835件と大幅に増えている。

 エレベーター事故の発生現場は、オフィスが40.9%で最も多く、次いでアパートが31.1%、商業ビルなどが11.0%と続いた。特にオフィスでの事故は2005年から昨年にかけて2倍以上に増えたほか、地下鉄駅のエレベーター事故も2005年には1人だったのが、昨年は36人まで増加した。


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