ソウル市の駐車場確保率は1996年には60.5%だったが、10年間で40.5ポイント上昇した。ここ10年間、自動車登録台数は年間2.7%の増加にとどまっているのに対し、駐車場は8.2%増加している。
内訳は、住宅・アパートを含む建物の敷設駐車場が256万3824台で88.9%を占めた。路上駐車場が18万883台で6.3%、駐車専用の建物・土地が14万台で4.8%と続いた。
市は、居住者優先駐車制度の施行や住宅敷設駐車場の設置基準の設定、公営駐車場建設事業、住宅地を駐車場として使用するよう塀取り壊しなどの工事費を支援する「グリーンパーキング」事業の施行などが効果を挙げたと説明する。
ただ、こうした状況でも住宅地の駐車場確保率は89.9%にとどまっており、依然として駐車環境は悪い。昨年末現在の自家用車台数が213万9554台だったのに対し、住宅地の駐車場は192万3618台にすぎなかった。市はこれを解消するため、老朽住宅を買い入れ住宅街に公営駐車場を建設するほか公園や学校など公共用地の地下に駐車場を建設するなど、拡張事業を実施する計画だ。
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