愛国歌の映像として慣れ親しまれているのは、国花のムクゲや、朝鮮半島最高峰で「聖山」とされる白頭山の火口湖・天池、東海などの風景だ。
一方、ソウル市が製作した映像は、漢江や光化門など市内の名所をバックに、市民が真っすぐ前を見つめる姿を映し出す。市は26日、「愛国歌の意味をあらためて胸に刻むきっかけをソウル市民に提供しようと、昨年製作に着手した」と説明した。
愛国の主体は人、つまり市民が主人公という考えから、愛国歌の1番から4番まで総勢90人の一般市民を登場させた。1番には平和の少女像も映し出される。市は「少女像の主人公も平凡な市民だった」と説明した。また、2番で尹奉吉(ユン・ボンギル)、3番で柳寛順(ユ・グァンスン)、4番で李会栄(イ・フェヨン)と、独立運動家を取り上げた。
市はこの日の職員朝礼で愛国歌の新映像を流した。内部の反応や意見を踏まえて補完し、市民に公開する計画だ。
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