黄海・北方限界線(NLL)付近の海上で、北朝鮮の艦艇が韓国の艦艇を無線で呼び出すケースが最近になり大きく増加している。複数の軍消息筋が8日に明らかにした。6カ国協議がある程度の成果を出したことで、南北関係も好転している状況を反映したものと分析される。
 ある消息筋は、北朝鮮側の艦艇からの無線呼出しは毎年少しずつあったものの、最近は頻繁なため驚いているほどで、軍事的信頼を重ねるに当たり肯定的な信号だと話した。北朝鮮側は主に、韓国船舶の航路などを尋ねるために通信してくるという。

 これまで北朝鮮は韓国側からの10回の呼び出しに3~4回応答する程度にとどまっており、無線通信網は南北艦艇間のホットラインとしての役割を果たしていないと指摘されてきた。このため韓国は軍事会談を通じ、艦艇間の無線通信定例化を北朝鮮側に提起してきた。

 北朝鮮からの呼び出しが増えているだけでなく、韓国側の呼び出しにも即時に応答するようになったという。消息筋は、NLL海上で問題を起こしてはならないという意志がみられると評価した。


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