李氏(右)とビーガン氏(資料写真)=(聯合ニュース)
李氏(右)とビーガン氏(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】米国務省は6日(現地時間)、ビーガン北朝鮮担当特別代表が8~11日に欧州を訪問し、最終的で完全に検証された非核化(FFVD)について議論すると発表した。韓国外交部の李度勲(イ・ドフン)朝鮮半島平和交渉本部長とも面会する。非核化を巡る米朝の実務協議の再開を控え、議題や開催場所などに関する議論が本格化するか注目される。 米国務省によると、ビーガン氏は8~9日にベルギー、10~11日にドイツを訪れる。訪問の目的については「欧州の当局者、李本部長と面会し、北朝鮮のFFVD達成に向けた共同努力を進展させるため」とした。 トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)は先月30日、南北軍事境界線がある板門店で会談し、2~3週間以内に実務協議を開始することで合意した。実務協議の場所としてはスウェーデンなど欧州地域が有力に検討されているとの見方があり、実務協議の再開を控え、開催場所などについて本格的な議論が行われる可能性がある。 李氏とビーガン氏は米国が北朝鮮への相応の措置として検討しているとされる人道支援や連絡事務所の設置などを議論するとみられる。中断されている南北経済協力事業の開城工業団地や金剛山観光の再開問題を巡り、対北朝鮮制裁の緩和措置も議論されるか注目される。 ビーガン氏の欧州訪問中、実務協議の再開に向け、北朝鮮側と接触する可能性も排除できない。
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