海外に留学している韓国人学生の数は韓国内に留学している外国人学生の数の6倍に達するという。ハンナラ党所属議員が、こうした「留学赤字」現象が深刻化していると提起した。
 教育人的資源部などから提出を受けた資料によると、韓国の高校に通う外国人留学生は昨年4月現在3万2557人だったのに対し、外国の高校に在学中の韓国人留学生は19万364人に達した。留学先別では米国が30.4%と最も多く、次いで中国が15.3%、英国が9.9%、豪州が8.9%、日本が8.0%、カナダが6.6%などと続いた。特に中国などアジア主要国9カ国との留学生交換状況をみても、ベトナムとモンゴルを除く7カ国で、海外に出ている韓国人留学生の数のほうが多い。これに伴い、留学や海外研修関連の教育収支は昨年44億3000万ドルの赤字を計上した。2011年には100億ドル規模に膨らむとみられる。

 この議員は、閉鎖的な教育政策では国際競争力を確保できず学生や親たちに敬遠され、欧米教育市場だけでなくフィリピンなどアジア諸国との競争にも立ち遅れる懸念が大きいとした。その上で、高等教育を全面的に開放し競争力を備えた高校を多数新設するなど外国人留学生誘致を積極的に行うことで、アジアの教育ハブを目指すべきだと強調した。


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