3月2日、米朝首脳会談のためベトナムを訪問した金委員長に同行した金与正氏(特別取材団)=(聯合ニュース)
3月2日、米朝首脳会談のためベトナムを訪問した金委員長に同行した金与正氏(特別取材団)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の故金大中(キム・デジュン)元大統領の妻、李姫鎬(イ・ヒホ)さんの死去を受け、北朝鮮が12日、韓国に対し、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)の妹、金与正(キム・ヨジョン)党宣伝扇動部第1副部長が花輪や弔電を手渡すと通知した。韓国統一部が明らかにした。

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 統一部は「北はきょう、開城の南北共同連絡事務所を通じ、金正恩委員長名義の弔電や花輪を伝達するという意思を伝えてきた」とした。

 北朝鮮は弔電や花輪を手渡すため、同日午後5時、南北軍事境界線にある板門店の北朝鮮側施設「統一閣」で「あなた方の責任のある関係者とお会いすることを提案する」とした通知文を送ってきたという。

 これを受け、韓国側からは青瓦台(大統領府)の鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長や徐虎(ソ・ホ)統一部次官、葬儀委員会を代表して「金大中平和センター」の副理事長の朴智元(パク・ジウォン)国会議員らが出迎える予定だ。

 北朝鮮が弔問団を派遣するのではなく、花輪や弔電を送ることにしたのは、南北関係が停滞する中、弔問団派遣に負担を感じたためとみられる。

 北朝鮮は金大中氏が死去した2009年8月18日の翌日、金正日(キム・ジョンイル)総書記が弔電を送り、「特使弔意訪問団」を派遣する方針を表明。同月21日に金己男(キム・ギナム)党書記や金養建(キム・ヤンゴン)党統一戦線部長ら6人で構成された弔問団が特別機でソウルに到着し、弔意を表した。

 李さんは11年12月、金総書記が死去した際には弔問のため訪朝し、金委員長と面会した。


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