証券先物取引所が4日、有価証券市場と店頭株市場のコスダック市場に上場しているIT関連企業365社を対象に過去5年間の売上高、営業利益、営業利益率を調査した結果を明らかにした。それによると、IT上場企業の営業利益率は、2002年は9.8%、2003年は10.2%、2004年は14.0%と上昇を続けたが、2005年は8.7%、2006年は7.1%と急激に落ち込んでいる。
成長性の指標となる売上高も急増が続いていたが、2004年は前年比27.3%増にとどまった後、2005年はマイナス1.0%に転じた。2006年は再び5.2%増に持ち直したものの、停滞状態が2年続いている。また、営業利益で赤字を計上した企業数は、2002年は138社だったのが141社、142社とゆるやかな増加を続け、2005年は156社に急増、2006年は176社と、全上場IT企業の48.2%に達した。
IT企業を代表するサムスン電子の営業利益率は、2004年の20.8%から2005年は14.0%、昨年は13.4%と、減少が続いている。LGフィリップスLCDも、2004年の20.3%から2005年は5.0%に急減し、昨年は大規模赤字に転落しマイナス9.0%となった。
IT上場企業の成長性と収益性がこのように急激に後退したことで、企業が株式市場に及ぼす影響力も目に見えて衰えている。サムスン電子が有価証券市場時価総額に占める割合は2003年には19%台に達していたが、今年3月現在は13.5%となった。有価証券市場内の電機電子業種の株価指数は2005年末が6761.03だったのが、同日現在5661.45まで落ち込んでいる。
Copyright 2007(C)YONHAPNEWS. All rights reserved.
Copyright 2006(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0