交通事故で殺すか留学に行かせるか。ドラマで主人公1人を消す1番手軽な方法だ。SBS月火ドラマ『ファッション70s』(写真)は、延長放送論争に包まれながら途中下車を宣言したヒロイン、ガンヒ(キム・ミンジョン)を“(どこかに) 行かせる”で結論付けた。

キム・ミンジョン の最新ニュースまとめ

『ファッション70s』のドラマの結末歪曲は、終映日について制作プロダクションと放送局、俳優の間で網引きが起ったため。『ファッション70s』は終映わずか2週間前まで、24部作か30部作かでもめており、去る9日に終映日が決まった。来たる23日、28部作で終映し、四角関係の主人公の1人キム・ミンジョンは26話まで出演することになった。延長放送論争を生んだのには理由がある。制作社であるキム・ジョンハクプロダクションは当初、俳優らと24話分で契約する一方、SBSとは放映後状況によって30話に調節することができると合議したからだ。ここで一部の俳優がスケジュールを理由に“30話出演不可”を主張し、対立して来た。

しかし、SBSは変わらず20%半ば台の視聴率をあげているドラマを30話まで引き伸ばしていくという方針。SBS側は「最初に30部作と約束したのだから、28部作で終わるのは延長放送ではなく早期終映になるのと同じ」「『ファッション70s』スペシャル(制作エピソード) 放送など、編集の妙味をいかし、何とかして30話まで『ファッション70s』を引っ張っていく」と明らかにした。
これによって去る9日放送(24話)では、すでに伸ばすための編集が始まった。ストーリー引き延ばしはもちろん、最後の3~4分はドラマ初盤の回想シーンが繰り返された。 視聴者は「1話当たり1人ずつ秘密が明らかになるストーリー進展がとても遅い」(チェ・ゴウン) 「主人公が死ぬなんて、劇的なシーンのために使うカードはいつも死しかないのか」(オ・ソングク)と批判。

キム・ジョンハクプロダクションのキム・ジョンハク代表は「『ファッション70s』は終映日のため悩み、『ルル姫』はPPL(間接広告)問題でうるさく、(制作者として) 一日も安らぐ日がない」と言いながらも「朝一番先にする仕事は視聴率確認だが、20%台を越していて問題ない」と言った。

実際に延長放送論争にもかかわらず、『ファッション70s』は9日の放送で、同ドラマ最高の視聴率29.2%を記録。制作プロダクションのどんぶり勘定式編成と後半引き伸ばし編集にもかかわらず、視聴者たちが送るエールに、制作陣が相応する結末を見せてくれるかが注目される。

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