ソウル市内の住所体系が変更される。政府が昨年10月に公布した「道路名住所などの表記に関する法律」が5日から施行されるのを受けたもの。現行の地番住所体系は、日本統治時代の土地調査事業で導入されたものだが、都市の発展により地番の配列が不規則となり、これ以上は位置情報を示す機能を果たせないとの判断から新しい住所体系を導入することになった。
 新住所体系は道路ごとに名前をつけ、この道路を基準として建物に番号を振っていく。これにより住所表記は「ソウル市○○区○○路○番」という形式になる。各道路名は住民からの意見などを聞いたうえで、歴史的人物や花の名前、韓国語の固有語などから取った。

 市は道路の交差地点に道路名表示板を設置するほか、道路沿いのすべての建物に番号板を取り付けることで、道路名と建物番号だけで目的地まで簡単にたどりつけるようにする。これにより、道案内も「○○から何番目の路地」「○○から何メートル」という表現から、「美術館通りの30番」のように簡単にできる。

 市は6月まで新住所に問題がないかの一斉点検を行い、7月から各家庭に新住所の周知を図り、8月ごろに新住所を最終確定する計画だ。


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