海外での事件・事故への対応として、在外国民向けに24時間のテレホンサービスを行っている外交通商部の「領事コールセンター」が、開設2周年を迎え、これまでの相談事例をまとめた冊子を発刊した。
 冊子には、週末になると旅券の有効期間満了により新婚旅行に行けなくなったと助けを求める電話が多くかかってくるなど、さまざまな相談ケースが掲載されている。コールセンターは、旅券の有効期間満了により新婚旅行の行き先を海外から国内に変更するケースは日常茶飯事だと説明する。その上で、新婚旅行は1か月前には計画がまとまるものであり、有効期間延長業務は週末だけでなく平日でも緊急対応はできないと強調している。

 海外居住者からの電話相談では、「車が故障してレッカー車を呼んだがけん引できない」「飲み屋で法外な料金をふっかけられた」「ホテルでシーツを汚し金を要求された」「飛行機の到着が遅れている」など、コールセンターでは対応できないものも多いという。このほか、「英ブレア首相の電子メールのアドレスを教えてほしい」「朝鮮総督府時代の保険証書を見つけたが保険金は受け取れるのか」などといった問い合わせもあった。また、中国在住の朝鮮族から「母から江原道鉄原に埋めた宝の話を聞いた。これを見つけて国に貢献したいので入国できるよう取り計らってほしい」という要請もあったという。


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