南北連絡事務所　8週連続で所長会議開かれず

【ソウル聯合ニュース】韓国と北朝鮮が連絡チャンネルの一つである北朝鮮・開城の南北共同連絡事務所で毎週金曜日に開くことにしている南北の所長による会議が、19日も開催されなかった。韓国統一部の李相旻（イ・サンミン）報道官が同日の定例会見で伝えた。3月1日から8週連続で開かれなかったことになる。

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　李氏によると、北朝鮮側は田鍾秀（チョン・ジョンス）所長が今回の所長会議に出席できないことを前日に通知してきたという。韓国側所長の千海成（チョン・ヘソン）同部次官はこの日、通常通り連絡事務所に出向いて業務に当たっている。

　南北が最後に所長会議を開いたのは米朝首脳会談直前の2月22日。それ以降、金曜日が韓国または北朝鮮の祝日に当たったために会議が開かれない場合もあったが、北朝鮮側の田所長が開城に出向かず、以前は常駐していた北朝鮮側の所長代理もいなかったために開催されなかったケースの方が多かった。

　北朝鮮は米朝首脳会談が物別れに終わって以降、韓国や米国との関係に対する戦略を見直したとされ、南北協力に関する協議に消極的な姿勢を見せている。こうした状況が所長会議の中断の背景になっているとの観測もある。