駐ベトナム北朝鮮大使が離任へ　2月末に現地で金正恩氏を案内

【ソウル聯合ニュース】2月末に米朝首脳会談のためベトナム・ハノイを訪れた北朝鮮の金正恩（キム・ジョンウン）国務委員長（朝鮮労働党委員長）を案内した駐ベトナム北朝鮮大使の金明吉（キム・ミョンギル）氏が任を終える。北朝鮮の朝鮮中央通信が8日、「金明吉朝鮮特命全権大使が5日、ベトナム副主席のダン・ティ・ゴック・ティン氏に別れのあいさつをした」と伝えた。

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　金氏は外務省アジア太平洋局長、国連北朝鮮政府代表部の次席代表などを歴任し、2015年8月からベトナム大使に。3年8か月での離任となる。

　今年2月末、金委員長は米朝首脳会談とベトナム公式訪問のためハノイ入りすると、まず現地の北朝鮮大使館を訪れ、職員を激励している。

　一方、中央通信は金氏の次の職や新たなベトナム大使には言及しなかった。

　同通信によると、ダン・ティ・ゴック・ティン国家副主席は離任のあいさつに訪れた金氏に対し、金委員長のベトナム公式訪問などに触れながら「朝鮮労働党と政府との親善関係を重視し、朝鮮半島の平和と安定を支持する一貫した立場を堅持する」と述べた。