韓国(左)と北朝鮮(右)が昨年行ったGP撤去の様子(資料写真)=(聯合ニュース)
韓国(左)と北朝鮮(右)が昨年行ったGP撤去の様子(資料写真)=(聯合ニュース)
◇DMZ「平和の道」造成 南北協力基金から4億円超支援=韓国政府 韓国政府は3日に南北交流協力推進協議会を開き、一般人が民間人統制線を越えて非武装地帯(DMZ)に立ち入り、見学できるよう「DMZ平和トゥルレキル」と呼ぶ道を造成する事業に、南北協力基金からおよそ44億ウォン(約4億3000万円)を支援することを決めた。平和トゥルレキル事業は南北軍事合意に基づいて撤去したDMZ内の監視所(GP)などを中心に道をつなぎ、DMZの平和的利用を促進する事業。支援金は、民間人統制線から撤去したGPまでの区間に監視カメラなど安全のための設備やトイレを設置するために使われる。◇北朝鮮と瀬取りか 韓国船舶の出港差し止め 国連安全保障理事会の北朝鮮制裁決議で禁じられている北朝鮮船舶との違法な洋上取引(瀬取り)が疑われる韓国船舶が、半年近く韓国南部の釜山港に留め置かれていることが分かった。韓国外交部の当局者が「安保理の北制裁決議に違反した疑いで、昨年10月から韓国籍の船舶1隻の出港を保留にしている。関係当局で調査中」と明らかにした。韓国船舶が北朝鮮制裁決議違反の疑いで出港を差し止められるのは初めて。◇大規模公共事業の妥当性調査 期間短縮へ 政府は経済活力対策点検会議を開き、予備妥当性調査制度改編案を確定した。国の多額の予算が投じられる事業の政策的・経済的な妥当性を事前に詳しく検証・評価する予備妥当性調査の期間は平均19カ月だったが、来月から1年以内に短縮するほか、首都圏以外での事業について地域に必要な事業が適時に行われるよう推進する。◇済州4・3事件 国防部が初めて遺憾表明 韓国・済州島で1948年、朝鮮半島の南側だけでの総選挙実施は南北分断を固定化するとして反対した民衆の一部が武装蜂起し、軍や警察が鎮圧を名目に多くの島民を虐殺した「4・3事件」について、国防部は「済州4.3特別法の精神を尊重し、鎮圧過程で済州島民が犠牲になったことに対し深い遺憾と哀悼の意を表す」と表明した。同部が事件について遺憾の意を示したのは初めて。◇トランプ氏 金正恩氏に「合意の準備できてない」 トランプ米大統領は2日(現地時間)、2月にベトナム・ハノイで開かれた米朝首脳会談で、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)に対して「あなたは合意の準備ができていない」と述べたと明らかにした。AP通信が報じた。トランプ氏は誰かが金氏にそのようなことを言ったのは初めてだとする一方、金氏とはよい関係を結んでいると述べた。◇薬物使用容疑のSKグループ創業者孫 逮捕状審査を欠席 大麻の一種を購入・使用した疑いで警察が逮捕状を請求したSKグループ創業者の故崔鍾建(チェ・ジョンゴン)会長の孫が、逮捕状を発付するかどうかを決める令状審査に出席しない意向を示した。これにより、仁川地裁は3日午後に行う令状審査を書類審査のみで進める見通しだ。SKのグループ会社に勤めているこの30代の容疑者は、昨年3~5月に知人から15回にわたり液状の大麻を購入し、使用した疑いが持たれている。
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