レースを終え、李選手(左)の肩を抱く小平選手(資料写真)=(聯合ニュース)
レースを終え、李選手(左)の肩を抱く小平選手(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】2018年に韓国で開催された平昌冬季五輪でスピードスケート女子500メートルの金メダルを競い合った後、抱き合って互いの健闘をたたえた韓国の李相花(イ・サンファ、30)選手と日本の小平奈緒(32)選手に、「韓日友情賞」が贈られる。平昌五輪・パラリンピックのレガシー(遺産)の継承に取り組む「2018平昌記念財団」は2日、ソウル・ウェスティン朝鮮ホテルで7日午後に授与式を行うと発表した。 李と小平は、この10年間韓国と日本を代表するスピードスケートのトップ選手としてライバル関係を維持してきた。 李はスピードスケート女子500メートルで10年のバンクーバー大会、14年のソチ大会と五輪2連覇を果たし、続く平昌大会でも金メダルが期待されたが、小平が36秒94のタイムで金メダル、李は37秒33で銀メダルを獲得した。 3連覇を逃した李が悔し涙を流しながらも観客の声援に応えていたところ、小平が李のそばに行き、肩を抱いてねぎらった。金メダルをかけベストを尽くした互いをたたえ合う姿は、平昌五輪の名シーンとして記憶されている。 これを記念して平昌五輪・パラリンピック組織委員会が今年初めから推進してきた今回の行事は、先月31日に同委員会が解散したことにより、平昌記念財団が主催することになった。 同財団の柳承敏(ユ・スンミン)理事長は「両選手の友情は、記念財団が目指すオリンピック精神を象徴するものだ」とし、「平昌五輪の出場国とのさまざまな交流事業をはじめ、五輪のレガシーを発展的に継承する出発点になることを期待する」と述べた。
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