韓米自由貿易協定(FTA)締結に向けた高官級最終交渉2日目の27日、両国交渉団は牛肉など農産物のセンシティブ品目の処理方向をめぐり鋭く対立している。農業分野の交渉は、重要争点となっている牛肉検疫・衛生問題で解決への約束を書面で受け取りたい米国に対し、韓国は受け入れられないとの姿勢で、平行線をたどっている。センシティブ品目の関税譲許交渉にも特に進展は見られない。
 交渉期限は31日午前7時と、約3日を残すだけだが、双方は農業分野以外に繊維、金融分野でも高官級の折衝を行っている。これらも農業同様、成果は出ていない。

キム・ヒョンジョン の最新ニュースまとめ

 通商交渉本部の金鉉宗(キム・ヒョンジョン)本部長はこの日、開かれたウリ党のFTA特別委員会に出席し、「19の分科のうち通関や政府調達など10分野で事実上交渉が妥結し、90%は終わったと思う。しかし、10%がもっと難しい」と述べた。この「10%」にFTA交渉締結の成否を分ける争点が集まっており、この日の交渉はそうした難しさを表すかのように緊張感を漂わせた。


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