朝鮮中央通信は金委員長が平壌に到着したと報じた=5日、平壌(朝鮮中央通信=聯合ニュース)
朝鮮中央通信は金委員長が平壌に到着したと報じた=5日、平壌(朝鮮中央通信=聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮中央通信は5日、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)が同日午前3時、専用列車で平壌に到着したと報じた。

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 同通信は「第2回朝米(米朝)首脳会談とベトナム訪問を成功裏に終えて戻った最高領導(指導)者同志を出迎えるため、駅に駆けつけた群衆は最高領導者同志に祝賀のあいさつをするときを待っていた」と報道した。

 平壌駅では儀仗隊による行事が行われ、金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長や崔竜海(チェ・リョンヘ)党副委員長らが金委員長を出迎えたという。

 朝鮮労働党機関紙、労働新聞も「わが党と国家、軍隊の最高領導者の金正恩同志がベトナム公式親善訪問を成果的に終え、祖国に到着した」と報じ、平壌駅に到着した写真を掲載した。

 写真には金委員長の到着時刻が午前3時8分となっており、中国との国境に近いベトナム北部のドンダン駅を2日午後2時38分(日本時間)に出発してから約60時間半で平壌に到着したことになる。

 金委員長は先月23日、特別列車で平壌駅を出発しており、外遊期間は体制発足後最長の10日間となった。ただ、米朝首脳会談でトランプ米大統領と非核化を巡る合意に至らず、大きな成果を得られないまま帰国した。

 金委員長が列車で往復した距離は約7600キロで、ハノイには約100時間滞在した。


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